6「・少子化対策・警察の信頼回復への方策を考えよ」2004/2/26 11:30〜12:30 衆院内閣委にて

○宇佐美委員
 続いて、拉致問題については、先ほど各議員の皆さんから御質問がありましたの で、飛ばさせていただいて、少子化問題についてお伺いをしたいと思います。  小野大臣は、私も同じ大田区ということで、たしか五人お子さんがいらっしゃっ て、日本の少子化に対してのブレーキを踏んでいる先導者でもあるわけでございま す。少子化をとめているんですね、ブレーキを踏んでいるんですね、一生懸命対策を やられていると思っているわけですけれども、子供は社会の宝というのは御存じのと おりで、私も歩いて五分ぐらいのところにおりますから、実家が、よく存じていると ころでございます。  ただ、残念ながら何らかの事情とか経緯でシングルマザーとなっている母子も、母 子というか家庭もあるわけでございます。そういった中で、両親のいる家庭に対する 支援と差別することなく、温かい支援というものが、よく私、陳情を受けるというか 御相談を受けるところなんですけれども、この点について、厚労省の方がいいのかもしれませんけれども、少子化対策の窓口をやられている大臣の御見解と応援の弁をお願いしたいと思います。

○小野国務大臣
 シングルマザーという言葉を使うときに、これは父親の場合もある んですね、シングルファーザーの方もありますので。ただ、経済的には男性の方は幾 分優位であろうかと思いますけれども。そういった意味で、母子家庭あるいは父子家 庭という言葉をあえてここで使わせていただきますと、基本的な考え方を踏まえて対 処していきたいと思いますけれども、仕事を継続しながら子育てをしていくというこ との中において、シングルマザーであってもシングルファーザーであっても、経済的 に安定している方もいらっしゃるし、また他方、大変御苦労している方もいらっしゃ る。  これは、ともどもに大事な日本の宝の子供たちですから、そういうことに対して は、仕事を持つ母親、同じく一人であろうとシングルであろうと、両親がいようと、 ともに大事な子育てに関しましては、保育に関して国が、あるいは社会が挙げて協力 をしていくという姿勢をぜひとも持ってまいりたい、そのように考えております。

○宇佐美委員
 ぜひその点、鋭意進めていただきたいと思います。  続けて、小野大臣、たくさん役割を持っていらっしゃるので大変かと思いますけれ ども、警察関連、公安委員長として御質問をさせていただきたいと思います。  大牟田署巡査の事件について報道がされている最中でございますし、恐らく今、鋭 意その状況について捜査をされている点だと思いますけれども、まず、この事件の事 実について御説明をお願いします。

○小野国務大臣
 御説明申し上げます。 本件は、二月の二十日午後四時十五分ごろ、佐賀県の鳥栖市内の路上におきまし て、福岡県大牟田警察署に勤務いたします二十四歳の現職警察官が、下校途中の小学三年生の女子児童を無理やり車両に乗せて連れ去りまして、四十分間鳥栖市内を連れ 回りました後、女子児童を解放した事件でございます。  佐賀県警察におきましては、所要の捜査を推進した結果、二月二十一日に、被疑者 を未成年者略取容疑で逮捕したものでございます。

○宇佐美委員
 いろいろな不祥事が出てきています。北海道警の、今、OBになって いますけれども、本当に勇気を持って内部告発されたことの話もありますけれども、 今の問題でいうと、現職警察官が、そのときはお巡りさんの格好はしていないんです よね。お願いします。

○栗本政府参考人
 犯行時はいわゆる非番でございまして、私服でございます。

○宇佐美委員
 非番であるわけですけれども、国民の皆さんからすれば、何に頼れば いいのというような状態になるというのはよくわかります。  私も今、小学三年生と一年生の子供を持っておりますし、そうでなくても、刃物を 持った人が近くにいるんじゃないかということで、緊急連絡網が、この一年間で我が 家だけでも六件あったというようなことを、きのうも家に帰って聞いてみたらそんな 答えがありましたので、その中で頼りにしているのが、やはり町の見回りをしてくだ さったり、警備をしてくださっている警察官の皆さんなんだと思います。  では何を信じればいいかということで、本当に今、困ってしまって、やはり自衛し かないんじゃないかということで防犯ブザーを持たせたりもしているわけですけれど も、我が選挙区であります大田区の中の一つの小学校で、襲われたときにどうやって 悲鳴を上げるのかといったような練習をしている学校があるんですね。それが今、テ レビで放映されたということもあって、ほかのところからも非常に関心を持たれてい るところなんですけれども。  ぜひこういった、本当にもう、警察官も九九・九九%の人がまじめに一生懸命やっ ているということはよくわかっているけれども、でも、そうでない人もいるという中 で非常に不信感が高まっているということについて、小野大臣、いま一度見解と方向 性をお示しいただきたいと思います。

○小野国務大臣
 議員から今お話しいただきましたように、多くの警察官が職務に精励する中で、お尋ねのような不祥事が発生いたしましたことは、国民の警察に対する 大変大きな信頼を裏切ることになったわけでございまして、まことに遺憾でございま す。  今回の事件の原因とかあるいは動機、あるいは福岡県警察におきまして所要の捜査 を調査中でございますけれども、基本的にはやはり職員としての職務倫理意識の欠 如、これに尽きるのではないか、そのように考えております。  そういった原因を考えさせていただきますときに、監察の強化をまずするというこ と、それから不祥事の未然防止に重点を志向いたしました監察の実施を具体的にして いくということ、それから職務倫理教養の充実等の諸施策を通じましてその推進に努 めてまいりたい、そのように考えております。

○宇佐美委員
 ぜひ、信頼回復、我々も一生懸命やっていきたいというふうに思って おりますけれども、立て続けに起きている、この不祥事もございますので、今回また 警察法の改正も、もう閣議決定され、出てくるかと存じますけれども、その前に、信 頼回復のためにも、当内閣委員会で集中審議を求めたいと思いますので、委員長、よ ろしくお願いします。

○山本委員長
 運営に関することでございますので、理事会で協議をさせていただき たいと思います。

○宇佐美委員
 その際には、ぜひ、北海道警で勇気を持って発言をされた内部告発者 の方も参考人として呼んで、きっちりどういう状況なのかというのを御説明いただい た上で、今後の対応策をともに警察の信頼回復のためにやっていきたいなというふう に思っております。

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