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○宇佐美分科員
民主党の宇佐美登でございます。
本日は、私の選挙区でございます地元羽田空港の国際化問題などに関する質問をさせて いただきたいと思います。
さて、今国会で東京国際空港における緊急整備事業の円滑な推進に関する特別措置法案 が提出をされているところでございます。我が党としましても、この法案については、速
やかに議論が進み、そして、かつ賛成できるものと考えております。 この中で、もう大臣そして関連の皆様には御存じのとおり、平成十四年六月の閣議決定
で、この閣議決定は、経済財政運営と構造改革に関する基本方針二〇〇二という中で、「羽 田空港を再拡張し、二〇〇〇年代後半までに国際定期便の就航を図る。」ということで位置
づけられているところでございます。 そういった状況の中で、今回、約二十八万回の現在の年間の羽田空港の発着容量が四十・ 七万回、約一・四倍、プラス十三万回ということになるわけでございますけれども、その
増加枠を利用して国際定期便を就航する予定になっているはずでございます。この羽田空 港拡張後に就航する国際定期便の路線について、御答弁をいただきたいと思います。
○石川政府参考人
羽田空港でございますが、先生御指摘のとおり、国内需要の増加が今既 に能力いっぱいでございまして、そのために、新たに第四本目の滑走路を整備するという
ことで、再拡張事業を早期に実施したいと考えております。
これによりまして、年間の発着能力でございますが、現行の二十八・五万回から四十・ 七万回へ一・四倍に増加するということになりますけれども、この中で、基本的には、国
内航空需要に対応した発着枠を確保した後に、おおむね三万回程度の発着枠ということに ついて国際線の枠として活用して、これによって国際定期便の受け入れということをした
いと考えております。
首都圏におきましては、御案内のとおり、羽田空港が国内線の、成田空港が国際線のそ れぞれの拠点空港というふうな考え方のもとでございますけれども、羽田国際空港の再拡
張後に就航する国際定期便の路線、これにつきましては、基本的に、近距離国際路線を基 本として考えている次第でございます。
○宇佐美分科員
とすると、これからの路線決定プロセス、もしくは、今近距離というお答 えがあったわけですけれども、どこまでを大体目安にして考えていらっしゃるのか。今後
のこの就航ルート等について、現状の報告をお願いしたいと思います。
○石川政府参考人
この第四滑走路、二〇〇九年に供用を開始したいということで頑張っていきたいと思っておりますが、それまでの間に時間的な余裕があります。こういうものを、
間がありますので、就航路線の対象を定める基準、あるいは対象国との間での個別の航空 協議というものを行い、決定をしていきたいと考えております。
先ほど近距離国際路線と申し上げたわけでございますが、現時点では決定しているわけ ではございませんが、現在、羽田発着の国内線の最大距離というのが羽田と石垣間でござ
いまして、この間千九百四十七キロでございますが、これを一つの目安として今後検討し ていくことになろうかと思います。
○宇佐美分科員
この東京―石垣間の千九百四十七キロといいますと、例えば一般的に近距 離だと思われる台湾などは入らないんですね。中国の一部が入って、あと、グアムもサイ
パンも入らないということでありますので、アメリカ側からすれば恐らくハワイも入れて ほしいとか、ASEANの感覚からすれば、各国からの要望もあるかと思います。
今おっしゃられたプロセスの中で、できる限り羽田から便利に海外、近距離、二千キロ と言わずに、柔軟に対応をしていただきたいと思っております。よろしくお願いします。
続いて、この羽田空港の問題、地域では多くの皆さんが賛成をいただいているところで あります。特に経済効果を期待するところも大でありますし、加えて、やはり海外に行く
ときに、目の前からすぐ行けるというのも、そういった利便性もあるわけですし、いろいろな企業が羽田の近くに来たいといった現象も既に起こり始めているわけでございます。
ただ、その中で、騒音問題というのは、どの空港のときにも問題になってくると思いま すけれども、そんな中で、再拡張後の飛行ルートについて既に決まっているのか。これま
でどのような場で検討を行い、今後どのように行っていくつもりなのか。その点について 御回答をお願いします。
○石川政府参考人
飛行ルートの問題でございますが、羽田空港の再拡張事業につきまして は、昨年の一月から、国土交通大臣と関係する都県市の首長をメンバーとする羽田空港再
拡張事業に関する協議会というものを設置しております。 ここで、その第二回協議会の場で、飛行ルートについて、一つが安全上問題のないルー トであること、一つが離着陸それぞれ一時間当たり四十回、年間では四十・七万回、こう
いうものを処理可能なものであること、さらには、騒音につきましては、環境基準を満た すことは当然のことながら、東京湾をできるだけ活用して騒音を処理するなどによって陸
上における影響をできるだけ小さくするというふうなものの、いわば基本的な考え方をお 示ししたわけでございまして、その後、航空局等で検討を重ねまして、去る二月九日の第
四回協議会の場で飛行ルートの案を提示させていただいたところでございます。 私どもとしては、今後とも関係首長の協力を得ながら、関係市町村等の方々から御意見
を出していただいて最終的に決定をしていきたいと考えております。
○宇佐美分科員
東京湾のところで騒音といっても、この再拡張後の騒音問題、まだまだこ れから議論がたくさん行われなければならない話なんだと思います。ぜひ、この大田区の
問題も御検討いただきたいと思います。 そんな中で、再拡張後、いわゆるハミングバードという、今、朝七時台、八時台の前半 部分で、一日五便以内という条件のもと、現実的には五便、朝、羽田空港から品川の八潮
の方、つまり北側に行って、そのまま左旋回をして大田区の上を通って飛んでいくという 飛行ルートがあります。 これをハミングバードと呼んでいるわけでございますけれども、朝七時台、八時台で五
便なんですけれども、そういった中で、地域の皆さんからは、やはりその騒音問題につい て何とかしてほしいという陳情、御相談を日々いただくわけでございます。
八時十五分からのNHKの連続テレビ小説のぎりぎり前ぐらいまでに飛び終わるようで ございますけれども、日によってはその時間もあるようでございまして、特に羽田で生ま
れ育った皆さんからすると、二十四時間の強制退去、戦後あった中で、その騒音問題で悩 む気持ちというのは本当に痛ましいものでございます。 そんな中で、この再拡張後、ハミングバード運航について、縮小もしくは廃止というも
のをぜひお願いをしたいと思います。 その点について、東京の選出であります国土交通大臣、石原大臣ならばその事情もよく わかっているかと思いますので、その点についても御答弁いただきたいと思います。
○石川政府参考人
いわゆるハミングバードでございます。先生御指摘のとおり、A滑走路 から北向きに離陸した後に左旋回をするルートでございまして、出発需要の特に集中する
朝の時間帯に限って五便、地元の御理解と協力を得て実施しているところでございます。
再拡張後におきましてどうかという御質問だと思いますが、朝に羽田から出発する需要 というものは、現在でも極めて多く集中しているわけでございまして、その事情は再拡張
後というものについても変わりがないというふうに私ども考えられます。そういう意味で、 引き続きハミングバードにつきましてはこれを実施するという必要があると考えておりま
す。
○石原国務大臣
騒音問題というものは、世の中が利便性を高めていく中で必ず発生する問 題で、航空機に限らず、道路あるいは鉄道、さまざまな点でこの問題に地域住民の皆様が
大変高い関心を持たれているということは、委員の御指摘のとおりだと思います。
先般も、これは超党派でございますが、自民党、民主党、公明党、共産党、社民党ですか、の皆様、私のところにおいでいただきまして、同趣旨のお話をさせていただいたとこ
ろでございますが、この問題は、騒音対策は、周辺対策と、もとであります発生源対策と 二つあって、この発生源であります飛行機の機材というものをより騒音の低いもの、これ
も昭和三十年代、四十年代と違いまして、当時のB727と比べますと格段に、私も現地 で音を聞いてまいりましたけれども、交差点程度の音で、室内に入りますと、テレビ等々
ついておりますと著しくは気にならない程度のものではございますが、今後ともこういう 発生源を、機材の変更、テクノロジーの変化によって克服することによりまして、地元の
皆様方の御理解というものを引き続き得ていく努力を推進させていただきたいと考えてお ります。
○宇佐美分科員
現都知事の石原慎太郎さんは、まさに、中選挙区時代、大田区と品川区を 選挙区にされていたということもあり、現大臣、御家族は大田区でお住まいですから実情
もよく御存じだと思いますので、先日、超党派で大田区議会の皆さんから出された陳情書 も踏まえて、ぜひこのハミングバードの騒音問題について、さらに前向きな検討をお願い
申し上げたいと思います。
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