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○宇佐美委員
続きまして、飛行ルートの問題であります。 新滑走路の位置の問題、午前中も他の委員からの質疑もあったようでございますけれども、現状、今提案されている飛行ルートの中で私は質問をさせていただきたいと思っていますけれども、現在でも、ハミングバードといって、朝七時台、八時台五便、左旋回で大田区の真上を飛んでいくものがあって、その騒音としては非常に大きいんですね。六十デシベル、七十デシベルという議論が先ほどまであったかと思いますけれども、大田区の測定値を見ますと、十一月、十二月においては八十デシベルを超える騒音が幾度となく記録されているわけでございます。
国土交通省としてもこの情報を把握しているかと思いますけれども、この現状とその対策はどのように考えているのか、お願いします。
○石川政府参考人
ハミングバードの件でございますが、大田区内、大田区の中の測定局での騒音測定結果ということによれば、先生御指摘のとおり、昨年の十月、十一月連続して八十デシベル以上の騒音の発生回数が従前の月平均を超えて発生をしているという結果が明らかになっております。
この結果を受けまして、ハミングバードの運航状況というものを確認したところ、例えば飛行経路だとか使用機材等の運航条件を変更したという事実は認められませんでしたが、要因としては、例えば気象条件あるいは航空機の積載重量などというものが考えられるのかもしれません。現在、その理由について調査分析をしているところでございます。ただ、その翌月の十二月のデータでは、先ほどの十月あるいは十一月のような傾向は出ておりませんが、騒音の状況について今後とも注意深くフォローしてまいりたいと考えております。
○宇佐美委員
この騒音問題は、千葉県でも江戸川でもそれぞれ非常に気になっているところかと思います。 中でも、今のはハミングバードといって離陸のときでございますけれども、実は一番うるさいのは、着陸の態勢に入って、何らかの理由でもう一度回ってというゴーアラウンドと一般的に言われているもののときに、もう一度エンジンを吹かすというんですかね、やって、その騒音たるや、実は物すごく住宅地の上で激しい騒音をまき散らしているわけでございます。
このゴーアラウンドも、羽田の国際化、第四滑走路をつくるときに発着回数がふえるわけなんで、それだけゴーアラウンドの回数が比例的にふえるようでは、大田区の皆さんもその騒音にさらに大きく悩まされるわけでございますので、ぜひ、このゴーアラウンドのないような形で、飛行ルートの安全性であり確実性というものを高めていただければと思うんですけれども、先日、二月九日に協議会の中で基本案と分散ケースというものが提案されているわけでございますが、この基本的考え方、再確認のため御答弁いただきたいと思います。
○石川政府参考人
二月九日に私どもは協議会において基本案と分散案と二つの案を提案させていただきました。 基本案は、安全上問題のないルートであること、離発着それぞれ一時間当たり四十回、年間では四十・七万回ということを処理できるものであること、騒音については、環境基準を満たすことは当然のことながら、東京湾をできるだけ活用して処理することなどにより、陸上における影響をできるだけ小さくするものであることというふうなことを基本的な考え方として、最もオーソドックスな案だと考えているわけでございます。
分散案は、基本案をもとに、四十・七万回の発着容量を安全に処理可能であり、環境基準を満たす範囲で海上や、東京都、神奈川県上空に分散するルートを示したものでございます。
○宇佐美委員
この四十・七万回とかいうときにいつも混乱するのが、離陸と着陸で一便と数えるんですよね。ここが非常に混乱、私がまだまだ勉強不足なのかもしれませんけれども、一回の離着陸で一便というふうに数えるわけでございますので、そういった中で、この四十・七万回の維持というのは非常に現状ぎりぎりの数字なのかなという感じもするわけでございます。
今回、基本案に加えて分散案を提案されているわけでございますけれども、これはあくまで千葉県への配慮ということだけなのか、それとも、分散案でも安全度というのは大体同じぐらいあるんだよということなのか、その分散ケースを提案した理由をもう一度お願いしたいと思います。
○石川政府参考人
私ども、飛行ルートを検討する場合には、繰り返しになりますけれども、当然、安全の確保、それから環境基準の遵守ということがあるわけでございます。もちろん飛行回数の確保というのがあります。そういう中で、分散ケースにつきましては、昨年六月の協議会で千葉県知事から、首都圏全体で騒音を共有するルート案を示すべきだという強い御意見もありました。そういうこともありまして、環境基準を満たす範囲で海上等にルートを分散するということで検討したものでございます。
○宇佐美委員
これらの状況について、先日の予算委員会の分科会でも私から質問をさせていただいたところでございますけれども、この飛行経路、東京都、神奈川県及び千葉県及びたくさんの市町村、特別区があるんですけれども、調整状況は、その後、二月九日以降どのような形で進んでいるのか、報告を願いたいと思います。
○石川政府参考人
二月九日以降の話を御説明いたしますと、二月九日に協議会で案を出させていただいたわけでございますが、その後、東京都二十三区に対する説明、それから東京都の関係五区、関係五区というのは大田区、品川区、渋谷区、港区、江戸川区への説明、それからこの三月の十五日には江戸川区議会全体協議会の説明などなどをやってきているところでございます。
○宇佐美委員
ぜひ、何にしても、各地元の理解を十分に得られないと、午前中の委員の話にもあったように、途中でとまってしまったら本当にもったいないことになりますし、成田のときのように地域の住民の気持ちを踏みにじることのないよう、理解をしっかりと得ながら進めていただきたいと思っています。
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